葬式の際の忌み言葉について

葬式という特別な場においては、日常的に使われていることば、表現についても、縁起がよくないとして避けなければならないというマナーがあります。これを知らずに不用意に使ってしまうと、マナーを知らない人というそしりを受けてしまうこともありますので、会話にもよほど注意をしておかなければなりません。このようなことばのことを、昔から忌み言葉とよんでいます。忌み言葉の例としては、たとえば、重ね重ね、たびたびなどといった、繰り返すことを示した表現が挙げられます。その意味合いですが、不幸が他の人にも続いてしまうといったことを連想させるというのが理由となっています。わが国では言霊といって、ことばにはある種の霊が宿っており、言ったことがそのまま実現してしまうという考え方がありました。そのため、忌み言葉のように、葬式が何度も続いてしまうような事態を避けるために、特定のことばを排除しようとする習慣が生まれたというわけです。